金子研究室(旧 阿部・金子研究室)

埼玉大学

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研究領域 Research Area

金子研究室では、非接触給電や知能溶接ロボットを中心として、パワーエレクトロニクスやシステム制御などの電気工学の研究を行っています。


非接触給電 Wireless Power Transfer

非接触給電

 非接触給電は接点不良、磨耗、火花が無く、クリーンルーム内の搬送車や電話受話器などの家電品に用いられています。原理的にはギャップ長の大きなトランスで、10kHz以上の交流電源を用い、一次と二次に適切な共振コンデンサを配置すれば、効率90%以上での給電が可能です。
 我々はコンデンサ補償方式、最大効率条件などについて多数の論文を発表してきました。最近は電気自動車への非接触給電を研究しています。


知能溶接ロボット Intelligent Welding Robot

知能溶接ロボット

 溶接ロボットシステムを知能化し高品質で低コストな溶接を実現することは、近年の熟練技術者の減少と国際競争力の強化に伴い重要な課題となっています。溶接ロボット、溶接電源、視覚センサ等を同期させ、かつ熟練技術者の知識と経験に基づく高品質な溶接結果が得られる新たなロボット溶接システムの研究を行っています。
 入熱部や被溶接対象の様々な外乱に対応するため、溶接電源とロボット動作を協調させるスイッチバック溶接の研究を進めるとともに、複雑で非線形な溶接現象をニューラルネットワーク等でモデル化し、直接計測できない溶込み深さなどを推定・制御する知能溶接ロボットの実用化について検討しています。

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